ブログ・コラム

2012.01.30

ディスカッションパートナーを持とう

何年か前に、新宿駅から1015分ほどのところを歩いていた時に、ふと「あれ?この辺は確か青木先生のヒューマンハーバーがあるところだなぁ」と思いだしました。

 

青木先生とは、「人間接着剤」の異名で知られる、人と人とを結びつけることを生業(なりわい)としている方です。

 

ダメもとで行ってみたらいらっしゃって、一緒に昼食をいただきながら1時間ほどお話しすることができました。

食事をしながらした話の中で、もっとも印象に残った話に「ディスカッションパートナーを持ちなさい」という話でした。

 

ディスカッションパートナー、聞いたことない言葉です。

言葉の通り、ディスカッション(議論)するパートナー(相手)です。

 

人は何か困ったり決めたりする時に、誰かに相談することがあります。

だけど、この相談というのは意外と難しい。

相談されたほうは責任重大だし、アドバイスしてうまくいかなかったら負担に思うし、もしかすると「あんなアドバイスに従ったから、あの人のせいだ」と人のせいにされてしまうこともある。

 

ディスカッションは、相談ではない。

「私はこう考える」「あなたからはどう見えるか」と、ただ意見を交わすだけ。

そこで結論を出さない。

 

ディスカッションを持ち込んだものは、その相手の意見の中から、参考になるものは取り入れればいいし、でも従う必要もない。

意見を言う方もアドバイスではないから、気軽に自分の考えを言いやすい。

 

いいディスカッションをしていると、その間に自分の考えが整理されたり新しいアイディアを思いついたり、非常に創造的な時間です。

 

そんなパートナーを私も持ちたいです。

 

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